L字型の家は、近年取り入れる方が増えてきている住宅デザインです。名前の通り、居住範囲が上から見るとアルファベットのLの形になっている住宅を指しています。個性的なマイホームが作れると人気のあるデザインです。
しかし一方で、L字型の家は間取りの選択肢が少ない、コストが増えてしまう、などといった問題点もよく挙げられています。L字型の家は、メリット・デメリットを理解した上で建てることで、おしゃれで個性的なあたたかい空間が作れます。
そこで今回は、L字型の家の魅力やメリット・デメリットを徹底解説していきます。施工事例や間取りの活用方法、おすすめのハウスメーカーも紹介しているため、L字型の家が気になっている方は参考にしてみてください。
L字型の家の魅力とは?
L字型の家の大きな魅力は個性的でおしゃれな外観にしやすい点です。通常の正方形や長方形の住宅と異なり、L字型の家は形が複雑になっています。そのため、デザイン性の高い外観にすることが可能です。
また、周りから見えにくい中庭もつくれます。プライベートな空間を大切にしつつも、回遊動線を作り、明るく開放感のある家づくりも可能です。
L字型の家は周りと違う家を建てたい方や、自分たちだけのプライベートな空間が欲しい方に特におすすめのデザインです。
L字型の家のメリット・デメリット
L字型の家のメリットとデメリットを解説していきます。どちらも理解したうえでL字型の家を建てるかどうかを考えるようにすると、思い通りの家づくりができます。
メリット
L字型の家のメリットとしては、以下の3つが挙げられます。
- 採光や通風を確保しやすい
- プライベート空間を作りやすい
- 複雑な形をした土地にも対応できる
凹凸の多いL字型の家は、正方形や長方形型の家と比べると、採光と通風を確保しやすいことが特徴です。さらに中庭を作ると、日中は十分な光が差し込み、電気を付ける必要がなくなる場合もあります。
また、プライベート空間を作りやすいのもメリットです。中庭をプライベートな空間にするだけではなく、縦と横のエリアで空間を分ける方法もあります。
たとえば、縦のエリアにリビングダイニングなどの人が集まるスペース、横のエリアに寝室や個室などを配置します。すると、和気あいあいと過ごせる空間と静かなプライベート空間を分けることが可能です。
さらにL字型の家は、複雑な形をした土地にも対応できます。複雑な形の土地は、三角形だったり、旗竿地だったりしますが、L字型の家であれば、そのような土地も有効に活用できます。
デメリット
L字型の家のデメリットとしては、以下の3つが挙げられます。
- 間取りの自由度が低い
- 耐震性が低くなる可能性がある
L字型の家のデメリットは、間取りの自由度が低い点です。通常、間取りはライフスタイルや家族構成などに合わせてつくっていきます。しかし、L字型住宅は廊下などの動線をメインで確保していくと、部屋の大きさや配置が限定されてしまいます。
そこで近年では、廊下を作らずにスペースをなるべく多く有効活用した間取りが人気です。廊下以外でも空間を仕切る方法は数多くあります。廊下がないことで、お互いの気配が感じられるメリットもあるため、自分たちにとって快適な方法を探すのもいいでしょう。
また、耐震性が低くなる可能性があるのもデメリットです。現在は、1981年以降に採用された新耐震基準にのっとって建築されているため、震度6程度の地震には耐えられるよう設計されています。
しかし、さまざまな方向からの衝撃に強いのは、L字型よりも正方形や長方形などの住宅です。特に、L字型の家では、デザインにこだわり壁一面をガラスにする方も多くいます。おしゃれで開放感がありますが、耐震性が低くなるリスクがあることも知っておきましょう。
L字型の家の施工事例
ここからは、L字型の家の施工事例を5つ紹介します。
以下で詳しく紹介するため、参考にしてみてください。
木の温かみが感じられるデザイン性の高い住宅
シンプルなスクエアのL字型の家です。木目調がアクセントになった北欧スタイルの外観になっています。
敷地形状や日当たり条件を考え、L字の家が実現しました。オーク材の天井や床など、木の温かみが感じられるデザイン性の高い空間です。
L字型LDKが特徴的なL字型の家
白の塗り壁が青い空に映える外観です。L字型のLDKをつくり、畳スペースを設けてお客様が来た時などに使えるようにしてあります。
スキップフロアでは、自分時間を過ごしながらも1階にいる家族を見守り、2階にいる家族の気配も感じられる空間になっています。
ライフスタイルから導き出された設計の家
中庭を囲むように建っているL字型の家です。壁には珪藻土、和室の壁には月桃紙を使用するなど自然素材を贅沢に使い、心地よさを演出しています。
間仕切りは少なく、開放感のある造りになっていてプライバシーを配慮しつつも、オープンな環境を実現しました。
芝生の庭が美しいL字型の平屋住宅
こちらは、芝生の庭を囲むL字型の家です。LDKなどの家族が集まるエリアと寝室のあるプライベートエリアを別棟にしてあわせました。
2つのエリアをつなぐ通路は、クローゼットや物干し場を兼ねています。スペースを有効活用しつつも家事動線の流れをスムーズにしました。
L字型の地形に合わせ随所に工夫を凝らした家
L字型の土地に建てられたL字型の家です。L字の長い部分が道路に面しているため、窓の高さは目線より少し高くしました。
間仕切りを採用し、子どもが大きくなったら部屋を分けられるようにしました。LDKは直線で約8mあり、その先はバルコニーになっているため開放感が感じられます。
L字型住宅の間取りの活用方法
L字型の家は、中庭やバルコニーを活用し開放感を出すのがおすすめです。特に外からの視線をほどよく遮られる中庭の場合、室内からも目が届き、小さい子どもを遊ばせるのにも安心です。
また、土地がそれほど広くない場合には、ビルトインガレージを作るのもいいでしょう。ビルトインガレージは、住宅の内側を駐車スペースとして活用する方法です。スキップフロアも組み合わせると、プライベートな空間も確保できます。
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項目 | 詳細 |
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会社名 | ジューテックホーム株式会社 |
住所 | 神奈川県横浜市都筑区新栄町4-1 |
創業年数 | 2010年4月 |
対応エリア | 関東エリア |
公式サイト | https://www.jutec-home.jp/ |
ここまで、L字型の家について紹介してきましたが、L字型の家を建てるのにおすすめの会社はジューテックホームです。
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まとめ
今回は、L字の家の魅力やメリット・デメリットについて解説しました。L字の家はメリット・デメリットを理解したうえで建てると、個性的で住み心地のいい家づくりが可能です。これからL字の家を作りたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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