ツーバイフォー工法とは?在来工法との違いやメリット・デメリットまで解説

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家の工法にはいろいろな種類があり、注文住宅を建てる際には困ってしまうかもしれません。多くの工法の中でもハウスメーカーのカタログやチラシで『ツーバイフォー(2×4)工法』の文字を見たことはありませんか。

ツーバイフォー工法の家は、元々カナダの寒冷地で年間の暖房費を削減するために開発された工法です。そのため高気密・高断熱が特徴となっています。

そんなツーバイフォー工法の特徴、メリット・デメリットなどを今回は紹介していきます。あわせて、ツーバイフォー工法の家を建てるのにおすすめの会社も紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。

目次

ツーバイフォー工法とは?

ツーバイフォー工法とは、ツーバイフォー(2×4)材という、厚さ2インチ×幅4インチの角材を家の柱や壁、床などの構造材として使う工法のことです。枠組壁工法の中の一つで、ツーバイフォー材で枠組みを作り、そこに合板などの構造用面材を合わせて壁や床を作っていきます。

面で建物を支える構造のため、地震や台風などの外からの圧力をバランスよく分散させてくれます。また高気密・高耐火性・省エネルギー性などにも長けていることが特徴です。

ツーバイシックス工法や在来工法との違い

ツーバイフォー工法とツーバイシックス工法の違いは、木材のサイズです。ツーバイフォー工法は厚さ2インチ×幅4インチの角材を使うのに対し、ツーバイシックス工法は厚さ2インチ×幅6インチの角材を使います。

そのため、ツーバイフォー工法とツーバイシックス工法では、ツーバイシックス工法のほうが壁や床の厚みが出ます。厚みが出る分、断熱性や気密性に優れる一方で、建築コストが高くなるデメリットもあります。

ツーバイフォー工法と在来工法の違いは、どこで家の構造を支えているかという点です。ツーバイフォー工法は角材で枠組みを作り、そこに構造用面材を合わせた、面で建物を支える構造になっています。

在来工法は柱や梁などの軸で構造を支えているのが特徴です。二つを比較すると、点よりも面で支えるほうが地震などの揺れに強く、ツーバイフォー工法のほうが耐震性は高いといえます。

ツーバイフォー工法のメリット

ここからは、ツーバイフォー工法のメリットを紹介していきます。

3つに分けて紹介するため、参考にしてみてください。

耐震性が高く地震に強い

先ほども紹介したように、ツーバイフォー工法は耐震性が高い特徴があります。ツーバイフォー工法の家は、床面・壁面・天井(屋根)面の6つの面で支える構造でできています。

それぞれをしっかりと接合することで、地震や台風などがきた場合でも、効率よく衝撃を分散させて、耐震性を発揮させることが可能です。また、ツーバイフォー工法の家は震度7クラスだった阪神・淡路大震災の1.5倍の地震力でも倒壊しないとされる「耐震等級3」に対応しています。

気密性・断熱性が高い

ツーバイフォー工法で作った壁は90mmとなり、壁には断熱材を敷き詰めていきます。しっかりと断熱材を敷き詰められるため、ツーバイフォー工法は断熱性が高いといえます。

また、木造枠組み壁工法でシンプルなつくりのため、隙間なく断熱材を施工できるのもポイントです。断熱性だけではなく気密性も高くすき間が少ないため、外気が入りにくく、結露やカビのリスクが低くなります。

工期が短く品質が安定している

ツーバイフォー工法の家は、工期が短い点もメリットといえます。工事期間は約3カ月~約4カ月といわれています。

ツーバイフォー工法は、工場で部材を一括で加工しておくため、現場では効率よく作業ができ、工期が短縮可能です。また、建築方法がマニュアル化されていて、複雑な工事が必要ないことも工期が短い理由です。

工場で部材を加工するツーバイフォー工法は、仕上がりの品質が安定しているのもメリットです。素材による差や施工業者による差もほとんどありません。

ツーバイフォー工法のデメリット

次にツーバイフォー工法のデメリットを紹介していきます。

メリットデメリットの両方を見て、取り入れるかどうかを判断していきましょう。

間取りの自由度が低い

ツーバイフォー工法は、在来工法と比べると間取りの自由度が低い点がデメリットです。面で組み立てていく工法であることから耐震性をキープするため、間取りに制約が出てしまいます。

そのため、大きな窓や複雑な間取りを実現するには工夫が必要です。ただし、すべての壁が構造部分というわけではなく、移動可能な壁もあります。

将来的に壁を移動したいなどの間取りの変更を考えている場合は、建築前に相談してみましょう。

建築コストが高い

ツーバイフォー工法は、在来工法と比べると建築コストが高いのもデメリットです。在来工法の場合は、目に見えない構造部分は建築基準法の範囲内で変更をして、コスト削減ができる場合があります。

しかし、ツーバイフォー工法は構造材の企画が固定されているため変更はできません。その分、暖房や冷房などの長期的なランニングコストは比較的抑えられるメリットもあります。

耐震性などの質も確保されていて安心の構造でもあるため、よく検討して選ぶ必要があります。

ツーバイフォー工法の家を建てるならジューテックホームがおすすめ

出典元:ジューテックホーム
スクロールできます
項目詳細
会社名ジューテックホーム株式会社
住所神奈川県横浜市都筑区新栄町4-1
創業年数2010年4月
対応エリア関東エリア
公式サイトhttps://www.jutec-home.jp/

ジューテックホームでは、ツーバイフォー工法よりも優れたツーバイシックス(2×6)工法を標準仕様とした注文住宅づくりをおこなっています。ここでは2つの施工事例を紹介します。

  • 地震の時でも安心で暖かい住まい
  • 高気密・高断熱で冬の室内も暖かく包む家

機能性はもちろんですが、デザイン性にも優れているため参考にしてみてください。

地震の時でも安心で暖かい住まい

地震の時でも安心して過ごせる家づくりをしたい、という施主様の依頼を実現した住まいです。ベースとなったのは地震にも強い2×6工法と、冬場の冷気を寄せ付けない断熱性に加え、夏場は遮熱性を格段に高めた屋根の2×8構造です。

1・2階の全面に蓄熱式温水床暖房を装備し、室内全体が温度差のない心地良い空間になっています。太陽光発電も取り入れ、冷暖房も使用しないため光熱費は下がったそうです。

高気密・高断熱で冬の室内も暖かく包む家

ツーバイシックス工法で、高耐震性・高気密・高断熱・高遮熱などの優れた機能性を実現した住まいです。高気密・高断熱に加え、冬の室内を暖かく包んでくれる1階全面の蓄熱式温水暖房により、快適性も抜群です。

LDKは落ち着いた雰囲気のデザインに。小上がりの畳スペースは腰掛けるのに便利で、使いやすいスペースになっています。

まとめ

今回は、ツーバイフォー工法について解説しました。ツーバイフォー工法にもメリット・デメリットは存在します。ぜひ、この記事で紹介したポイントを踏まえてマイホームに取り入れるかどうか選んでみてください。

また、理想のツーバイフォー工法の家を建てるには会社選びがとても大切です。ツーバイフォー工法よりも優れているツーバイシックス工法などもあるため、じっくりと比較するようにしてください。

本記事があなたのお役に立てることを願っております。

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